健康保険の使用を断る病院もあるようですが、法律上は使うことができます。健康保険を使うと、医療費の単価そのものが安くなり、治療費総額に大きな差が出てくる可能性があります。加害者の過失割合が100パーセントであれば、全て加害者側が負担するのでどちらでも同じですが、被害者側にも過失がある場合、健康保険を使用するかしないかによって、最終的に受け取れる賠償額が変わることがあります。被害者側の過失割合が大きい場合や、重傷で治療費が高額になる場合には、注意しなければいけません。弁護士にご相談ください。
(少し詳しく)
交通事故のケガの治療でも健康保険は使えます。
健康保険を使用するとしないとでは、治療費に大きな差が生じます。
過失割合が100%加害者にある場合は、治療費は全て加害者側負担になりますが、過失が1割でも被害者にある場合、治療費も過失割合分は被害者の負担になります。被害者負担分の治療費を考慮するなら、健康保険を使用した方がいいでしょう。
なお、病院によって、交通事故のケガの治療について健康保険の使用を断る病院もあるようです。病院側が健康保険を使用を認めない場合、健康保険の使用が可能な病院への転院も検討する必要があります。