国家賠償【こっかばいしょう】
国家賠償とは、国・地方公共団体が行政上違法な行為を行った結果、国民が損害を受けた場合に、国・地方公共団体が損害賠償責任を負うことをいいます。国家賠償が認められるのは、公務員の特定の行為に基づく場合(国家賠償法1条1項)と国・地方公共団体の物・施設についての設置又は管理の瑕疵に基づく場合(同法2条1項)があります。
例えば、公務員の行為に基づく場合としては、警察官が職務中に誤って発砲し、一般人を傷つけてしまった場合などが考えられます。また、設置又は管理の瑕疵に基づく場合としては、高速道路に落石があり、自動車事故が起きてしまった場合などが考えられます。